農園の設計

 春先には農家が堆肥を散布してトラクターで耕耘し、種まきの準備をします。
 一般の市民農園では入園者自ら耕耘しますが、かなりの重労働のため怠りがちで、いい作物が育たない原因となっています。丁寧に耕耘しないと作物にも影響があります。また堆肥の散布は、あらかじめ日程を知らせておくと入園者が手伝いに来てくれます。
 また、農園を設計し作付け計画を作成します

 

利用者の募集

 広報等を利用して募集し、入園者との契約期間を11ヶ月程度としています。契約の更新を希望する利用者に対しては、再考5回(5年間)を限度として更新できることにしていますが、毎年90%以上の入園者が継続更新をしています。
 新たな入園者を募集する際の連絡は、①行政の広報を利用、②園の入り口に設置した看板に掲示、③入園者からの紹介、などによって行うと円滑に進みます。

 

利用期間と入園者に対する説明

 年間に利用する期間は3月から翌年1月末日までとし、入園者は1月末までに利用区画を更地に戻します。
 園主は2月中に堆肥を施し、耕耘を行い、新年度に備えます。

 

指導方法

1  指導の基本
 多くの入園者が望んでいるのは、完全無農薬・無化学肥料による栽培ですが、肥培管理棟が困難なため、減農薬・原価額肥料栽培を指導の基本とします。また、そのことを入園者にきちんと理解してもらうことも必要です。

2  種苗の準備
 種子は、農家が普段利用する大袋から、一組ごとの必要量を図って袋詰めしておきます。作業日を決めると、入園者が手伝ってくれます。また苗は、園主が作るか、ほかから購入苗を用意して講習会で配布します。

農業体験農園の先駆けとして東京都で開設・経営されている、「緑と農の体験塾」加藤義松氏、「大泉風のがっこう」白石好孝氏監修の内容です(全国農業会議所発行の「いっしょに作るともに向き合う。はじめてみませんか農業体験農園」から引用したものです。)