京都府の農業の特徴と就農実績

京の伝統野菜など多彩な農業を展開
 京都府は、京都市をはじめとする南部の山城地域から、日本海に面する北部の丹後と丹波地域までの細長い地域を抱えていることから、多彩な農業が展開されています。また、「京に田舎あり、田舎に京あり」と唱われているように、京都の農業は、平安京千二百年の歴史の中で変化・発展をしてきました。現在の京都府の主な農産物は、野菜に加え、果樹・豆類・茶・花き・畜産物など多様です。なかでも、府内各地で生産される京野菜や丹波地域の黒大豆、小豆、栗、丹後地域の果樹、山城地域の茶や花きなどが有名です。この他、京阪神の近郊野菜等の産地として多様な農産物が生産されています。
ジョブカフェを通じて年間50人以上が就農
 農林水産業ジョブカフェなどで京都アグリ21(平成29年度までは「京都府農業総合支援センター」、以降は「京都府農業会議」)がお受けした就農相談の件数は、平成11 年に182 件だったものが、最近では1,000件前後にまで増加してきています。一方、農村においては、高齢化・人口減少が引き続く中で、農家出身でも農業の経験者でもない参入者を受け入れて、地域農業を活気づけたいという思いや取り組みが強まってきています。
  京都アグリ21は、このような「就農を目指す方々」と「新たな担い手を求める地域」をつなぐ活動を、市町村や京都府など関係機関と連携しながら行っています。その活動を通じ、近年は、自分で経営を始めた方、法人等に就職した方を合わせ、年間50名を超える方々が農業の仕事に就いています。京都アグリ21が関わらなかった方や実家の農業を引き継いだ方を含めると、毎年150名を超える方々が就農し、中にはもうすでに地域の中核的な担い手として活躍されているケースも生まれてきました。
  今、農村は、意欲的な就農希望者を求めています。あなたもチャレンジしてみませんか!

産地・就農マップ