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[ No.4]
【平成の火種組】
「楽しみながら、自分も得になることをやろう」
これが一番大事なこと。
(1)
「ふるさと京北鉾杉塾」が設立されて5年。塾員は現在27人。「さんさと (農の里・木の里・渓流の里) 部会」「ふるさと部会」「ふれあい部会」の3部会で朝市の開設、特産品の普及、子どもにふるさとを伝える寺子屋塾の開講など多彩な活動に取り組んでいる。今では、町単位の活動だけでなく、地域単位にも活動を広げ3地区で地域塾が生まれている。

賑わいを見せる朝市。都市民との、また住民同士の交流の場である。
夢を温めて実現する

村山朋子さん
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日曜日の朝、京北町の特産品展示施設「ウッディー京北」の駐車場で、京北町ふれあい朝市が賑やかに開かれていた。2年前、塾が呼びかけて開催したこの朝市は、現在、出店登録農家は50戸近くで、塾への委託も含めて常時15〜16戸の生産者が集まる。
「日曜日になると朝からザワザワと町がなんとなく活気づく。朝市がはじまってから住民の人はもちろん、京都市内から来る人たちとの交流が深まるし、楽しいです」と語る村山朋子さんは、さんさと部会の朝市を担当する。村山さんは自分で作った野菜を売っている。朝市の開設に向け町との交渉、生産者との話し合いなどの中心になってきた。朝市が済んだあとも交流が続くので朝市の日は他に予定を入れないそうだ。「ただ物を売るだけではなく、町おこしだから、交流も大切にしたい」からだ。村山さんは朝市だけでは満足できず、近い将来には家庭に眠っている不用品や主婦の趣味を生かしたリサイクル手づくり市も開きたい、木炭バスも走らせたいなど大きな夢を温めている。
言い放しはダメ、動かんとあかん

一原康男さん
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朝市や地域特産品の「山国・納豆もち」の普及に力をいれる「さんさと部会」部会長の一原康男さんは農業を経営し、納豆もちの生産にも携わっている。また町会議員でもあり、町立農産加工センターの運営協議会会長などの要職も兼ね、住民の運動と議会の架け橋になっている。「町づくりは住民の声に耳を傾け、みんなで議論するところからはじまる。ここでは皆の発案で、いろんなことが出来る。本来、塾は発案部隊なんだけど、ここは“言うだけではあかん、実践もせんとあかん”という雰囲気で、大変。だけど、そうやからこそ、いままで考えられへんかった事が出来るようになっている」という。塾は夢を提案して、その夢の実現のために実践するところなのだ。
自由な風土に惚れこんだ塾員

坂井 保さん
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ここの塾員さんはみんな非常に忙しい人たちばかりだ。部会長会議なども全員揃うことはなかなかないという。しかし、活動は着実に進められている。それは皆のなかに京北町への強い思いがあるからだ。
町の花「しゃくなげを1戸に1鉢」運動をすすめる「ふれあい部会」の部会長の坂井保さんは京北町に移り住んで18年。その前からここでスポーツ店を営んでいた。高校野球の審判員を務めたりスポーツの普及に忙しい。「農林業の不況はすごい。町が潤って、町民が豊かになったら、私ら商業者も潤う。私らが提言し、実現への実践をすることが農林業や町の活性化につながる」という。また「ここは都会的なところと田舎的なところがミックスされた町で、田舎の封建的な部分がなく、やりたいことが出来る、何を提案しても誰も批判はしない」と、京北町の持つ自由な風土に惚れ込んでいる。坂井さんのもう一つの仕事は「鉾杉塾NEWS (ニュース)」を発行することだ。「塾って、何を教えるところ? 英語? 数学?」って聞かれないようにすることだという。
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