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[ No.6]
朝市と持ちつ持たれつ
――乾谷ファミリー農園

乾谷の杉島愛治
組合長 |
より活気づいているのが精華町の乾谷ファミリー農園です。組合長の杉島愛治さん(72)、町農業委員で町都市緑化協会職員でもある杉浦幸夫さん(57)に話を聞きました。
ここは、周辺に光台、桜が丘、奈良・登美ケ丘の団地を控えて農園の利用希望が引きも切らず、7年前にA圃場21区画でスタートして以来、毎年B、C圃場…と増やし続けてH圃場まで8カ所、8千平方メートル、278区画に上っています。1区画3×5.5メートル、年間使用料7千円。「農園を増やしても増やしても借り手続出」だそう。そのたびに、組合役員が草刈り、耕耘、区画割り、町広報での呼び掛け、利用者との契約、と手間をかけます。使用料のうち、耕耘、草刈りなど運営費に充てる以外の半額は農地提供者の収入に。遊休地の管理を人に任せて、楽して喜んでもらって、反当たり14万円前後になる、といいます。

日曜ごとににぎわう朝市ふれあい
広場(乾谷ファミリー農園前で) |
このほか、バーベキュー大会、栗拾い、農産物品評会、米づくり大会などを通し、都市住民と交流の機会を増やしてきましたが、もう一つ、力を入れているのが、乾谷農業倶楽部が日曜ごとに開く朝市ふれあい広場です。ファミリー農園のすぐ近くの小屋で、午前八時営業をめざして農家の人たちが小型トラックや手押しの一輪車で旬の野菜や花、有精卵を運び込んで来るのですが、それより早く、午前7時すぎには買い物客が集まって、自分たちで小屋を開け、野菜をおく床机を並べてお膳立てをする熱の入れよう。収穫したての新鮮さ、野菜の束も大きく、100円そこそこで買えるのが人気の秘密。「ファミリー農園の利用者が朝市のお客で来てくれ、親しくなって『畑で使う藁をくれないか』などと頼んでくる。そんなふれあいを通して、農業への理解を深めてもらえたら十分」と杉島さん。杉浦さんは「これからは環境、健康、教育を守る3Kと結びつかないと農業の生きる道がない。農業のありようについて、まちの人ぐるみで勉強しあっていく必要がある」と話しています。
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