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[ No.10]
【平成の火種組】
むらづくりグループを束ね、 30万人農村・都市交流をめざす
やくのの郷づくり協議会(2)
都市応援団の「やくの会」

「やくのの郷づくり協議会」を支える、(左から)衣川清美椎茸生産組合長、衣川雄観光協会長、夜久小百合“野いちごクラブ”代表、西垣正三会長
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こうした地域の動きとともに、「郷づくり協議会」でも独自に都市農村交流を進めている。その一つが、京阪神に住む同町出身者による「やくの会」の組織化だ。97年2月、大阪で会計事務所を営む武内博さん(現会長 75)らが呼びかけ人となって、京阪神に住む夜久野出身者による「やくの会」が発足(84人)した。毎年大阪市で開かれる総会には、「郷づくり協議会」が地元特産物を持参して夜久野の近況を報告。春と秋には、会メンバーを農作物の植付けと収穫に招く。いまでは、会員は同町出身者以外にも広がり112人に。会員には、毎月、情報誌「やくのの技と心の交流情報」が届く。
今、郷づくり協議会が取り組むのは、「農匠の郷」を中心とする四季の集りの企画と運営だ。昨年の夏には子ども映画祭・俳句展示などをメインに「逸楽祭」、秋には農産物の収穫を祝う「豊饒祭」、冬には雪だるま、ソリレース、メどんどヤなどの「雪火祭」を商工会青年部、生活改善グループ、観光協会などと一緒に取り組む。
雪火祭に2200人

冬の夕暮れは早く、雪火祭りに訪れた都市住民は、とんどを囲み“小豆がゆ”で体を暖める。
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2月10日・11日の連休に開かれた雪火祭では、それまで続いた大雪が一休みしたため、コマまわし、竹馬競争、俳句・メ事始めヤ民具の展示に切り替えられたが、温泉に訪れた観光客や交流情報誌を見て参加した人ら2200人が楽しんだ。やくの会のメンバーで、大阪市から里帰りを兼ねて親子3人で訪れた太田恵子さん(38)は、「私の子どもの頃は、米作りだけで農業も元気がなかったが、今はいろいろな農産物がつくられるようになっているし、おいしいお菓子もある。里帰りが楽しみ」という。
「我々のような年寄りだけでなく、若い人や女性、町外の夜久野出身者も一緒になって夜久野のむらづくりに参加してくれるのが何よりもうれしい」と西垣さん。
第二期の“やくのの郷づくり”が、着実な歩みを始めている。
80戸の農家で年間3400万円の売り上げ
やくの高原市 衣川佳典(運営委員長)

今では農匠の郷の名物スポットになった「やくの高原市」。営業時間は10時〜5時(毎週水曜日が定休)
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「農匠の郷」のオープンと同時に正面に開設しました。31人(うち団体6)で、週4日の開設でスタートしましたが、新鮮でおいしいと好評で、今では大阪の寿司やさんから、夜久野のコシヒカリが店の看板だと、常時注文が寄せられている。今は、会員80人(うち8団体)にまで増えました。また、開設日も週に6日開設しています。
夏から秋は、野菜などが豊富なのですが、ほとんどが売れます。冬場の今は、むしろ品物が少ないのが悩みです。2月に総会を開きましたが、その時の集計では、年間3400万ほどの売り上げがありました。多い人では40万円ほどあります。
村ぐるみで紫ずきんの収穫体験に取り組む
大油子区(67戸) 中川春夫(営農組合長)

夜久野自慢の紫ずきんを手に、御満悦の参加者
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一昨年末に、「郷づくり協議会」から「ふるさとキャンペーン」で取り組む紫ずきんの収穫体験を引き受けてくれないかという話が来たが、自治会に相談したところ、村の遊休農地の活用対策としても取り組んでみよう、となった。
4アールで20人が共同で植え付け、管理を担当しました。収穫までに鹿にやられないかと心配でしたが、無事、収穫体験日を迎えられました。
当日は、やくの会の28人が来てくれました。帰りには、米や茗荷、サツマイモなど地域の農産物も沢山買ってもらいました。今年は、今から何を売るかみんなで相談しています。
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